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Zakopower [ポーランド]

ポーランドのフォーク、ロック、ポップスなどを奏でるバンド、Zakopower(ザコポヴェル、またはザコパワー?)の元気溢れるこちらの楽曲動画をご紹介。



曲名のGalop(ギャロップ)はグーグル先生の翻訳のよるところ、ポーランド語→日本語でも「ギャロップ」だったのでポーランド語「Galop」→英語で「Gallop」と出ました。「Gallop」は「駈ける」「馬の速い足並み」などの意味で、こちらのビデオ内でもとにかく疾走しているのできっと間違いないかと。

突き抜ける感じの爽快さえ感じるフィドルの音色が良いですね。そして「\(´∀`)/ガロ!」の連呼は脳裏に焼き付きますね(笑)我々日本人にとってはパッと聴いた感じ「\(´∀`)/ガロ!」と言っているように聴こえますし、この際もう「\(´∀`)/ガロ!」な曲として記憶してもおいても良いのではないかと(笑)

修道士っぽいローブ風の衣装や、キルトスカートなどの衣装も含め、時計の背景や構成(映像処理)などもレトロ且つスタイリッシュ風味な感じに仕上がっているので、ボーカルの方(人柄がとても良さそう)の無駄にポジティブで、底なしなのではないかな?と思ってしまう位に熱い(暑苦しい?)エネルギッシュさも程好く調和されていて、素敵な動画だなと思います。それと、他メンバーのおじさん方の走り込っぷりや、楽しげに演奏する姿なども絵になっていてとても好印象です。一度見てしまうと、2~3回程はついつい立て続けに視聴してしまう動画なのです。^^
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Отава Ё [ロシア]

ロシアのサンクトペテルブルクを拠点に活動しているフォークロックバンドのОтава Ё(オタヴァ・ヨ )を取り上げたいと思います。



なにゆえ男性の衣装が皆タンクトップなのか?や、2:31~2:38のタンクトップの真顔なおっさんのシュールで誰得?なカットなど、斜め上をゆくロシア的センスが随所に溢れていますが、先ずはメンバーのご紹介。ボーカルを担当し、琴のような弦楽器のグースリを演奏している長身のあごひげイケメンがАлексей Белкин(アレクシー・ベルキン)で、楽曲によっては他にもバグパイプなども演奏してます。そして、こちらもボーカルで黒帽子にひげ面でオトボケ風味のフィドル奏者がДмитрий Шихардин(ドミトリー・シハルディン)。紅一点のヴァイオリン奏者がЮлия Усова(ユーリア・ウソヴァ)。黒帽子にひげ眼鏡でピアスのタタール系?っぽい顔立ちのベーシストがТимур Сигидин(ティムール・シギディン)。毛皮部分が赤茶系の黒帽子の方がギタリストのАлексей Скосырев(アレクシー・スコシィレフ)。2:31~2:38の真顔のシュールなカットが印象的な色白ひげなしのおっさんがパーカッション系打楽器の担当のПётр Сергеев(ピョートル・セルゲィフ)です。



敢えて一曲目として貼り付けませんでしたが、こちらの「Сумецкая(スメーツカヤ)」が、このバンドの代表的MVとして、もっとも相応しいかなと思います!日本でこちらのMVを紹介する際には「丸太でコサック」などと形容されていますが、確かに。しかし、厳密にいうとロシアの伝統的民族舞踊すべて=コサックダンスという訳ではありません。何というか、自分たちのルーツであるロシア的、スラブ的伝統文化を追求し表現している辺り、Нейромонах Феофан(ニェイロモナフ・フェオファン)と同じベクトルですよね。



こちらは「Сумецкая(スメーツカヤ)」のライブバージョン。MVも良かったですが、ライブはライブとしてまた興味深い演出になっています。回す丸太の先端にカメラを付けるという試みは目の付け所が面白いですが、あまり長く直視できる映像ではないですね(笑)



「Дворник(ドヴォルニク)」は直訳すると門番、屋敷番、管理人といった意味合いですが、「Дворник」から他言語のWikiで調べてみると清掃員的描写も含まれていたので、きっと掃除人的な意味合いも含まれているのでしょう。賑やかでキャッチ-な楽曲の良さは勿論のこと、このMVのコミカルな展開もロシア的斜め上なセンスが満載でけっこう癖になります(笑)



こちらの「Что за песни (シト・ザ・ピイシニィ)」でも3:51~から火を囲んで輪踊りをしている「ヴァルプルギスの夜」的な展開が見受けられますが、こちらの輪踊りは「ホロヴォード」といい、東スラブ人の太陽信仰が起源になっているようです。



こちらの「Ой, Дуся, ой, Маруся」も良曲で、MVの展開も現代と伝統的なロシア感が交錯している感じで面白いです。





締めは後半からのBPM速度上昇の展開が、スラブ民謡的で足を出すステップが印象的な「кадриль(カドリィル)」のライブ映像をお楽しみ下さい。やっぱりこういうリズムは遺伝子レベルでの盛り上がっている感じが伝わってきて熱くなりますね。

以上です。それでは、また。
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Annett Louisan [ドイツ]

ドイツのポップス(ジャーマン・ポップス)といったら、真っ先に思い浮かぶAnnett Louisan(アネット・ルイザン)の動画を幾つかご紹介。





舌足らず気味なドイツ語のウィスパーボイスにフレンチボップ的な曲調も好い感じでマッチしていて、尚且つ彼女の人形のような小柄な可愛らしさも、コケティッシュな魅力になっているかなと思います。



如何にもヨーロッパ的なバタ臭いワルツ調の楽曲もありつつ。



こちらの「Wer bin ich wirklich」はオフィシャル動画が見当たりませぬ。一人全役こなすルイザンちゃんも好い感じなので、アップロードすれば良いのにと思います。2008~2009年辺りには他の楽曲の動画もアップロードされていて、視聴可能だったので、その面ではちょいと残念。



そして、私の一番のお気に入りの楽曲・MVの「Drück die eins」(動画の開始は0:09から)を最後にご紹介。この乾いた感じのレトロな音色が私は大好きなのです。ちなみにこの「Drück die eins」もYouTubeで生き残っているのは上記のみでした。なにゆえドイツのアーティストのMVが少なくなってしまったのか?と思い調べてみたところ、どうやらドイツでは著作権の関係が厳しいため、YouTube内で閲覧不能になってしまう動画が多いようです。また逆に、ドイツの動画にも規制がかかってしまっていて、こちらでは視聴できないということも多いようです。むむむ…何だか凄く勿体ないと思う次第。

以上です。それでは、また。
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RUSSKAJA [オーストリア]

オーストリア出身のスカ・パンクジプシー・パンクフォーク・メタルのバンドである、「RUSSKAJA(ルスカジャ)」をご紹介。以前に消化…もといご紹介したKorpiklaani(コルピクラーニ)などと同じく濃ゆい面々が名を連ねる「Napalm Records(ナパーム・レコード)」というレーベルに所属しています。



一発目は「Energia(エネルギア)」これしかない(笑)ロシア語で表記すると「Энергия」になります。サウンド的には、スカ・パンクとロシアン・フォークというか、ポルカ的要素などがあり、自称するジャンルは「Russian Turbo Polka(ロシアン・ターボ・ポルカ)」のようです(笑)そして動画の絵柄がなぜかアメコミ的で、色彩がロシア・アヴァンギャルド風味というか、シュールですね。このように色々な要素が混じり合っていて非常に愉快で面白いバンドだなと思います。ロシア色が強いのは、ボーカルやギターの方がロシア系の方なので、アイデンティティーを追求し表現した結果なのではないかなと思います。



お次は「El Pueblo Unido」。こちら楽曲名や歌詞も概ねスペイン語(ところどころロシア語?)ですな。なにゆえ、うぬらがスペイン語なんじゃい…という無粋なツッコミは抜きにして、「El Pueblo Unido」について調べてみると「El pueblo unido jamas sera vencido!」は、チリの有名な「不屈の民」という楽曲名からの引用のようですね。意味は「団結した人民は決して敗れない!」。より日本語的に訳すと、「皆と協力すれば、負けることはない!」といった感じかなと。



こちらは2017年8月にアップロードされた最近の動画です。今更、ダブステップ的転調要素は正直ダサいなと思ってしまいましたが( ´艸`)ユニークなアニメーション系動画のみというのも勿体ないので、彼らが演奏している姿のものもご紹介。しかし、いくら英語で歌おうとも、哀愁を帯びたメロディーや「R」の巻き舌感にロシアを感じます。カテゴリー分別ではオーストリアにいたしましたが(笑)と、いうことで、今回はこれにて。
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Niyaz [イラン]

以前に拙ブログにてご紹介したWatcha Clan同様、このグループもご紹介したいと思っていました。

Niyaz(二ヤーズ。ペルシャ語で「切望」という意味)は、在米イラン人を中心とした3人組のグループです。ボーカルのAzam Ali(アザム・アリ)はイランのテヘラン生まれ。1979年のイラン革命により、家族とともに母国を離れてインドに移り住み、1985年にアメリカに移住、現在はアメリカ、カナダなどで音楽活動をしています。そして、アザム・アリの夫であるLoga Ramin Torkian(ローガ・ラミン・トルキアン)はタールサズと呼ばれるイランなど中東方面の民族楽器で楽曲・世界観のドープネスさに彩を加えています。そこにCarmen Rizzo(カルメン・リッツォ)の打ち込みサウンドが加わり、類稀な二ヤーズ・ワールドの完成。アラビアンナイトで有名な「千夜一夜物語」を想起するようなペルシャ的世界観を、妖しくも耽美に表現。何はともあれ、動画をご視聴下さい。



「Sabza Ba Naz (The Triumph of Love) 」。直訳すると「愛の凱旋」。2015年にして、ようやく視覚的にも二ヤーズの世界観を表現しうるMVができたなと思うと感慨深いです。サウンド的にはそこいらのエスノポップスとは一線を画したドープでダークで神秘的なエレクトロ・アラブ音楽といった感じです。イランではイラン革命によってロックやポップスがなどの音楽が禁止されていますが、スピリッツというか、彼らのアイデンティティーはイラン(ペルシャ)的なイスラムの世界にあると判断し、敢えてカテゴリーは「イラン」に設定しています。



スーフィーの舞い」など宗教色も色濃く深遠さが表現されており、また視覚的効果も見事です。

ライブ中のMCやインタビューの動画内ではアザム・アリ嬢は「私たちの音楽はマイノリティーである」「少しでも私たちの文化を音楽を通して伝えたい」というようなことを仰っていました。二ヤーズの表現から、この世界観にハマる方、自分の中にある何かが琴線に触れる方が一人でもいらしゃれば喜ばしい限り。



締めは二ヤーズの演奏するトルコの民俗音楽「Beni Beni」をお届け。それでは、また。
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Light in Babylon [トルコ]

前回の記事にて、スペインのジプシーミュージック(ロマ音楽)要素の強いバンドBarcelona Gipsy Klezmer Orchestra(バルセロナ・ジプシー・クレズマー・オーケストラ)をご紹介いたしましたが、今回は更にジプシー色の濃い、トルコのイスタンブールを拠点にイスラエルなどの中東~欧州の国々で精力的に活動中のLight in Babylon(ライト・イン・バビロン)という最近特にお気に入りのバンドをご紹介。



先ずは「Bursa'nın Ufak Tefek Taşları(トルコ語で「ブルサの小さな石」)」から。冒頭からいきなり日本でお目にかかることがない民族楽器が登場。箱内に張ってある弦をスプーンのようなもので叩き、不思議な音色が奏でられ、楽曲が始まります。「何じゃこりゃ?!Σ(゚д゚ノ)ノ」と思い、調べた結果、こちらの民族楽器は「サントゥール」と呼ばれる鋼鉄製の弦を木の棒で叩いて演奏する打弦楽器とのこと。ペルシャやトルコの宮廷を連想するようなオリエンタルで美麗な音色ですよね。そして、ボーカルの女性のエモーショナルな熱情と、悲哀を感じさせる歌声と表情、衝動のままに踊る立ち振る舞いが、正にジプシーの女性といった印象で、とっても素敵です。因みにボーカリストのMichal Elia Kamal(マイカル・エリア・カマル)嬢がイスラエル出身。サントゥール奏者の束が太めドレッドで丸顔&丸眼鏡の方がMete Çiftçi (メテ・チェフチェ)氏でトルコ出身。ギタリストの無造作ドレッドのJulien Demarque(ジュリアン・デュマー)氏がフランス出身という構成。主軸はこの御三方。ベーシストやパーカッションの方などはサポートメンバーかな?



続きましては「Baderech El Hayam」です。楽曲名はスペイン語?ラテン系の単語混じり?現状、正確な言語が不明で、訳も解らないためオリジナルのまま表記いたします。こちらもお気に入りの楽曲です。怒涛の如く押し寄せてくる哀愁感が堪りません。そして、幾重にも絡みついてくるサントゥールの音色が非常に癖になります。パーカションも好い味だしています。マイカル嬢のパワフルさや、巻き舌具合も小粋で好い感じです。



お次はこちらの「Istanbul(イスタンブール)」です。上記でご紹介した先述の楽曲と比較すると、流麗なメロディーの楽曲のため、粘りっこさのような部分は薄めかなと思います。

世界史をご存知の方は「んなこたぁ知っているよ!」というお話になりますが、現在イスタンブールと呼ばれているこの都市は、15世紀にトルコ系のオスマン帝国が攻略支配する前は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の首都で、「コンスタンティノープル」と呼ばれていました。ゆえにギリシャ色、東欧色の名残が随所に垣間見えつつも、イスラム色に塗装されている感じが何ともエキゾチックで興味深いなと思うのです。

今ではインターネットを通して、それまで縁もゆかりもなかった国の文化の情報を掴み、遠く離れた土地に住む人間であっても、このように自由気ままに情報を発信できてしまえる良い時代になりました。それでも、自ら追い求めないと、東欧や中東辺りの興味深い文化の情報などは、まだまだこちら(日本)にはさほど入ってこず、縁遠く感じてしまうような距離間はあると思います。音楽の市場が活発なのが、ほぼUS、UKそれとアジアでは日本辺りなのかなと思うので、その辺りは致し方ないかなとも思います。そういう意味でも、ここで与えられたものだけ享受する姿勢のままでは、まだまだ出会いにくい(=興味を持ちにくい)文化圏なのかなと。このブログ内の記事が、その縁遠く感じていた国々や地域の文化に触れるきっかけとなり、僅かでもそこに住む方々へ親近感が抱けたり、触れた文化などに対して面白いなと思って頂ける一助となれば、嬉しい限り。おっと…「さくっと音楽動画紹介ブログ」のスタンスで薦めつつ進めているつもりが、主題から逸れたことをつらつらと書き連ねてしまいました(笑)ということで閑話休題。



ダンスミュージックへのリミックスも好い感じです。無機質な電子音楽に生命力のある歌声や民族楽器の土臭い暖か味のある音色が加わることで絶妙な味わいになりますね。



今回の記事の締めはこちら。はい。ジョン・レノン氏の言わずと知れた名曲「Imagine(イマジン)」のカバーです。こういう試みも面白い。オリジナルにあまり寄せずに、尚且つ自分たちの持ち味も活かせていると思います。笑顔を垣間見ると実はキャッチーで人当りの良い3人なのだなと。印象がだいぶ変わりますよね。主に他楽曲では険しい表情でギターを弾いているジュリアン氏。君のことだよ( ´艸`)それとマイカルたんの動作や、トルコ語もしくはヘブライ語訛り風味の英語の発音がとっても可愛ゆいっ!!d(´∀`*)

以上です。ご閲覧、ご視聴ありがとうございました!それでは、また。
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