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Отава Ё [ロシア]

ロシアのサンクトペテルブルクを拠点に活動しているフォークロックバンドのОтава Ё(オタヴァ・ヨ )を取り上げたいと思います。



なにゆえ男性の衣装が皆タンクトップなのか?や、2:31~2:38のタンクトップの真顔なおっさんのシュールで誰得?なカットなど、斜め上をゆくロシア的センスが随所に溢れていますが、先ずはメンバーのご紹介。ボーカルを担当し、琴のような弦楽器のグースリを演奏している長身のあごひげイケメンがАлексей Белкин(アレクシー・ベルキン)で、楽曲によっては他にもバグパイプなども演奏してます。そして、こちらもボーカルで黒帽子にひげ面でオトボケ風味のフィドル奏者がДмитрий Шихардин(ドミトリー・シハルディン)。紅一点のヴァイオリン奏者がЮлия Усова(ユーリア・ウソヴァ)。黒帽子にひげ眼鏡でピアスのタタール系?っぽい顔立ちのベーシストがТимур Сигидин(ティムール・シギディン)。毛皮部分が赤茶系の黒帽子の方がギタリストのАлексей Скосырев(アレクシー・スコシィレフ)。2:31~2:38の真顔のシュールなカットが印象的な色白ひげなしのおっさんがパーカッション系打楽器の担当のПётр Сергеев(ピョートル・セルゲィフ)です。



敢えて一曲目として貼り付けませんでしたが、こちらの「Сумецкая(スメーツカヤ)」が、このバンドの代表的MVとして、もっとも相応しいかなと思います!日本でこちらのMVを紹介する際には「丸太でコサック」などと形容されていますが、確かに。しかし、厳密にいうとロシアの伝統的民族舞踊すべて=コサックダンスという訳ではありません。何というか、自分たちのルーツであるロシア的、スラブ的伝統文化を追求し表現している辺り、Нейромонах Феофан(ニェイロモナフ・フェオファン)と同じベクトルですよね。



こちらは「Сумецкая(スメーツカヤ)」のライブバージョン。MVも良かったですが、ライブはライブとしてまた興味深い演出になっています。回す丸太の先端にカメラを付けるという試みは目の付け所が面白いですが、あまり長く直視できる映像ではないですね(笑)



「Дворник(ドヴォルニク)」は直訳すると門番、屋敷番、管理人といった意味合いですが、「Дворник」から他言語のWikiで調べてみると清掃員的描写も含まれていたので、きっと掃除人的な意味合いも含まれているのでしょう。賑やかでキャッチ-な楽曲の良さは勿論のこと、このMVのコミカルな展開もロシア的斜め上なセンスが満載でけっこう癖になります(笑)



こちらの「Что за песни (シト・ザ・ピイシニィ)」でも3:51~から火を囲んで輪踊りをしている「ヴァルプルギスの夜」的な展開が見受けられますが、こちらの輪踊りは「ホロヴォード」といい、東スラブ人の太陽信仰が起源になっているようです。



こちらの「Ой, Дуся, ой, Маруся」も良曲で、MVの展開も現代と伝統的なロシア感が交錯している感じで面白いです。





締めは後半からのBPM速度上昇の展開が、スラブ民謡的で足を出すステップが印象的な「кадриль(カドリィル)」のライブ映像をお楽しみ下さい。やっぱりこういうリズムは遺伝子レベルでの盛り上がっている感じが伝わってきて熱くなりますね。

以上です。それでは、また。
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